こんにちは。
DINKSを選んだ、ぴよねこです。(twitterもやってます)
今回は夫婦のあり方として、DINKSを選んだ場合のメリット・デメリットについて紹介します。
私たち夫婦は、子供を作ることについて長く話し合いました。
「子供がいない生活は永遠に幸せなのか?」「年老いた将来は大丈夫なのか?」と不安にも思いました。
私たち夫婦はDINKSを選んだことを後悔していません。毎日充実した生活を送っています。
「DINKSを選んでいいのか?」と悩んでいる方は、DINKSのメリット・デメリットを整理して、本当にDINKSを選びたいのか考えてみて下さい。
目次
DINKSとは?
そもそもDINKSって?
DINKS(ディンクス)は「Double Income No Kids」の略です。
Double Incomeは二人の収入つまり共働き夫婦であること、No Kidsは子供を持たないこと
つまり、DINKSは「意識的に子供を持たない共働きの夫婦」という意味になります。
しかし、子供が欲しいとか共働きとかよりも
「夫婦二人の生活をどうしていくのか」が最も重要であると考えます。
そこで当ブログでは「結婚して数年たっても子供がいない夫婦」をDINKSと定義します。
DINKSに対する負のイメージ
二人分の収入があって、子供にお金がかからないDINKSへのイメージは
- 都心のタワマンに住んで、外食はリッチなお店、年数回の海外旅行
- 夫婦は子供を産んで育てるべきという責任を放棄した勝手な人
リッチなDINKSは極少数です。裕福ではないDINKSもいます。
また、結婚=子供を作ることではありません。子供にお金はかからないけど、子供がいないことに対する悩みを持っているDINKSもいます。
「DINKS=お金があって自由、子供を作らないお気楽な夫婦」のイメージはおかしい
事情があってDINKSを選んだ人も多い。実際にDINKS(子供をもたない夫婦)を選んだ理由は様々です。

DINKSを選ぶ人は増えている
DINKSを選ぶ夫婦は増えています。
女性の明日研究所(日本の統計2017:日本の世帯)より引用
平成27年のデータですが、
共働きのは約1300万世帯、その中で子供がいないのは約400万世帯、子供がいるのは約900万世帯です。
共働きの世帯のうち、DINKSの割合は約3割ということになります。
(参考:平成27年国勢調査)
DINKSを選ぶことは今の時代珍しくはありません、3割もいます。
DINKSのメリット
DINKSであることのメリットは、子育て世帯より夫婦が自由に過ごせることです。
夫婦であっても、時間やお金の面で一人暮らしの続きのような自由を満喫できます。
- 時間の自由
- お金の自由
- 仕事の自由
時間の自由
DINKSは子供がいないので、結婚する前と同じように夫婦でデートや旅行をすることができます。
保育園に子供を迎えに行く必要がないので、平日夜の仕事帰りに友人と食事に行くこともできる。独身時代と同じように友人関係を継続できます。
夫はゴルフ、妻はヨガのように別々の趣味や習い事に時間を使うこともできる。
夫婦二人の時間と、趣味や友人関係に使う一人の時間の両方を楽しむ時間の自由がDINKS夫婦にはあります。
子育て世帯の夫婦の会話は子供のことになりがちですが、DINKSの夫婦はお互いの仕事の悩みや趣味の話に時間を使うこともできます。
お金の自由
DINKSなどの子供がいない夫婦の場合、共働きであることが多いので収入が多くなります。また子供にかかる費用がないので、支出も減り使えるお金が多くなります。
外食やショッピング・旅行などにかけられるお金も、子供がいる家庭より多くなります。
都心であれば便利な場所にマンションを購入できるDINKSもいます。
お金に余裕がある分浪費しがちになるので、無駄使いをせず将来のために投資をしている賢いDINKSも増えています。
仕事の自由
女性にとって子供がいないということは出産や育児のために、一時的にキャリアが中断することがありません。
育休や産休が充実している会社にでも、育児をしながら休む前と同じような仕事ができるとは限りません。仕事と育児を両立させる自信がない人もいるでしょう。
仕事が好きで情熱を持っている女性にとって、仕事に集中できるのはDINKSのメリットと言えます。
また転職や企業などのキャリアチェンジやキャリアアップがしやすいのもDINKSです。
例えば夫が起業してしばらく収入がなくても、妻の収入があれば当面の生活はできるので起業も決断しやすくなります。これまで積み上げてきたキャリアを元に、ステップアップしやすいのもDINKSの魅力です。
DINKSのデメリット
DINKSは自由が多いのがメリットですが、もちろんデメリットもあります。
- 子供がいないことによるストレス
- 家計の管理が難しい
- 老後の不安
子供がいないことによるストレス
気楽に見えるDINKSですが、子供がいないことで色んな場面でストレスを感じています。
職場では、子共がいる女性の同僚が「子供を迎えに行かないといけない」ことを理由に早退する。するとその人の仕事が子供がいない人に回ってきます。子供がいる人だけ優遇されるのは結構なストレス。子供が優先されるのは分かるけど、納得はできない。
同年代の子供がいる友人との会話が噛み合わないことも多いです。自分は仕事のことや趣味のことを話したい、だけど子供がいる友人同士は子供の話で盛り上がる・・・DINKSは同年代の友人の中で浮いてしまいがち。
親や周囲からの「子供はまだなの?」発言にストレスを感じる。子供はまだ先と決めていたり、子作りは自然に任せているDINKSにとって、周囲からの「結婚したら次は子供だね」とか、親からの「孫を早く見たい」という発言はストレスでしかない。決めるのは自分たち夫婦のはずなのに・・・
子育てによるストレスもありますが、子供がいないことによるストレスもあります。
家計の管理が難しい
DINKSは二人分の収入があるので、貯蓄もしっかりできていると思われがちです。
しかし、意外にお金がたまらないDINKS夫婦は多い。理由はDINKS夫婦はそれぞれお金を管理していて、夫婦でまとめて管理ができていないから。
DINKSは一人暮らしの時のように夫婦それぞれが自由にお金を使える反面、パートナーの収入や貯金額を知らないまま過ごしている場合もあります。
仕事のストレス発散で浪費してしまうこともしばしば。
私たち夫婦も各々が一人暮らしの時と同じようにお金を使っていたため、家計の管理ができず貯金がだいぶ減っていました。
私たち夫婦は子供を作らないと決めているわけではありません。無理せず自然に任せる形をとっています。そのため、いつ子供ができてもいいように家計を徹底的に見直し、今では収入の半分を貯蓄・投資に回しています。
また、DINKSは老後の介護などを子供に期待することもできません。自分たちで全て準備しないといけないので、余裕のあるうちに資産を増やして備える必要があります。
ですが、心配はいりません。
DINKSは収入が多いので、正しいやり方をすればすぐに家計を改善できます。
老後の不安
DINKSは子供がいないため、老後の介護を自分たちで解決する必要があります。
年を取って大病をした時の病院通いも、子供にお願いすることができません。
DINKSは子育てがないので、自分たちの趣味などに時間を使いがちです。早い時期から老後の不安に備えるための情報収集や、お金の準備をしていく必要があります。
独身時代と同じ保険に入り続けたままとか、将来の資産計画を立てていないとか将来への対策を立てられていないDINKS夫婦が多いのも事実です。
DINKSは自由が多いためか、子育て世帯より計画性がない夫婦が多い。
つい独身時代の続きのような生活をしてしまいがちです。浪費している生活を続けていては、病気や介護などのトラブルが起きた際に対処できません。
DINKSは独身ではないことを認識して、早い時期から計画的に老後の不安に備えないといけないのです。
夫婦で乗り越えられる
DINKSにはお金の自由はあるけど、夫婦で家計を管理しにくいし、老後の不安もある。
早いうちから夫婦一緒の家計の管理をして、老後の準備は怠らないようにしよう。
DINKSには自由な時間があるけど、子育て世帯に比べると少数派。
肩身の狭い思いをすることもあるでしょう。
でも、結局は夫婦二人の生活が何よりも大事。
DINKSになる理由は人それぞれだけど、夫婦で決めた選択に自信を持って自由を楽しんで欲しい。
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