節約大好きな「ぴよねこ」( @piyoneko)です。
国民年金に入っている方は付加年金というものをご存知でしょうか?
付加年金は国民年金の保険料に400円足すことで将来の年金額が増えます。
ぴよねこは最初付加年金のことを知らずに、国民年金を普通に払ってました。
そして付加年金を知った時、ぴよねこはその優良すぎる内容に鼻血が出ました・・・
ぴよねこ
鼻血が止まった後、落ち着いて計算すると付加年金は85歳まで生きると最大で172万8000円の利益が出ることが分かりました。
もちろん速攻で付加年金を申込みに行きました。
ということでこの記事では、国民年金の付加年金についてネコでも分かるように解説しています。
ぴよねこ
目次
付加年金は400円追加するだけで将来の年金が増える
付加年金の仕組み
付加年金を申し込むと、国民年金の保険料に毎月+400円を上乗せして払います。
そうすると将来もらえる年金が☟の計算式の金額分増えます。
付加保険料納付月数とは付加年金の保険料を収めた月数です。
例えば40年間付加年金の保険料を払い続けた場合は、付加保険料納付月数は480(12ヶ月×40年=480ヶ月)となるので☟の金額が年金に毎年上乗せされます。
平成30年度の国民年金の保険料は月額1万6340円なので、付加年金に申し込むと毎月1万6740円支払うことになります。
ぴよねこ
付加年金は2年で元が取れる
日本年金機構の付加保険料の納付のご案内には☟のように書かれています。
付加保険料を納めた分は、2年間でモトが取れます!
つまり65歳から年金を受け取ると仮定すると67歳の時点で、毎月+400円支払い続けたモトが取れ、それ以降はプラスになるということです。
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40年間(480ヶ月)付加年金の保険料を支払い続けた場合
40年間で付加年金の保険料として支払う総額は☟のとおり
付加年金で毎年増える金額は☟のとおり(200円 × 付加保険料納付月数)
96,000円ずつ毎年もらうと、支払った19万2000円を超えるには2年必要です。
つまり65歳から年金を受け取った場合は67歳になれば元が取れます。逆にその前に亡くなってしまうと元が取れないということですね。
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支払い期間ともらえる付加年金額一覧
付加年金の保険料を40年間払い続ければ、毎年9万6000円年金に上乗せされます。
途中から付加年金に入る方も多いので、付加年金の加入期間が40年以下の場合を一覧にします。
付加年金の加入期間 | 付加年金として支払う総額 | 将来増える年金額(年額) |
10年 | 4万8000円 | 2万4000円 |
15年 | 7万2000円 | 3万6000円 |
20年 | 9万6000円 | 4万8000円 |
25年 | 12万0000円 | 6万0000円 |
30年 | 14万4000円 | 7万2000円 |
35年 | 16万8000円 | 8万4000円 |
40年 | 19万2000円 | 9万6000円 |
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付加年金の投資としての魅力
付加年金が投資として優れているのか検証します。
毎月400円の付加年金保険料を40年(480ヶ月)支払った場合の支払額は19万2000円です。
40年間付加年金を収めた場合は、毎年9万6000円が年金に上乗せされます。
65歳から受給を開始し85歳になるまでの20年間付加年金を受け取ったと仮定すると、付加年金を合計1,920,000円(96,000円×20年)受け取ることになります。
つまり20歳から計19万2000円支払い、85歳(65年後)までに合計192万0000円貰える投資ということになります。
65歳から20年間受給した場合、最大で172万8000円の利益が出ることになります。これは平均すると金利3%の金融商品とほぼ同じ計算になります。
ぴよねこ
なぜ85歳までを想定したか解説します。
2017年の日本人の平均寿命は男性80.75歳・女性86.99歳で、男性の場合だと85歳を下回ってしまいます。
しかし、平成28年度の65歳の平均余命は男性19.5年・女性で24.3年です。
平均余命とはその年齢の時点で、平均してあと何年生きられるかを示しています。
65歳時点の平均余命を20年とすると、65歳の人は平均して85歳まで生存し年金を受給します。
平均寿命は幼くして亡くなった方も全て含んでしまう値のため、将来の見通しを立てる場合には正確ではありません。
保険や年金などの将来設計の場合は、平均寿命ではなく平均余命で考える必要があります。
保険や年金などのサイトで平均寿命を使って解説している場合は、素人が作成している可能性があるので注意しましょう。
付加年金も2年前納のクレジットカード払いが最もお得
国民年金の保険料の支払いは、2年分を一度に払う2年前納をクレジットカード払いまたは楽天JCBデビットカード払いにするのが最もお得です。
国民年金の保険料を約35万円も安くできるので、簡単に節約できる方法として人気です。


付加年金も2年前納のクレジットカード払いまたは楽天JCBデビットカード払いをすることができます。
国民年金の保険料を2年前納にすると自動的に付加年金も2年前納に、国民年金の保険料をクレジットカード払いにすると自動的に付加年金もクレジットカード払いになります。
付加年金に加入できない人
付加年金に加入できない方は☟のとおり
- 65歳以上の人
- 国民年金保険料の免除や猶予を受けている人
- 厚生年金に加入している人(第2号被保険者)とその被扶養配偶者(第3号被保険者)
- 国民年金基金の加入者
付加年金の保険料は社会保険料控除として全額控除可能
国民年金の保険料で支払った金額は、社会保険料控除として所得から全額控除することができますよね。
付加年金の保険料も国民年金の保険料と同じく、社会保険料控除として全額控除可能。
ぴよねこ
付加年金とiDeCoとの併用は?
付加年金とiDeCoとの併用は可能です。
自営業者の場合iDeCoの掛金上限は月68,000円です。
付加年金に加入する場合は、iDeCoの掛金上限は付加年金の保険料と合わせて月68,000円になります。
つまり付加年金とiDeCoを併用する場合は、iDeCoの掛金上限は67,000円となります。
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付加年金と国民年金基金との併用は?
付加年金と国民年金基金との併用は不可です。
国民年金基金には国民年金の付加年金相当が含まれているため。
ぴよねこ
就職したらどうなる?
就職すると厚生年金に加入することになります。
厚生年金に加入している人は付加年金に加入できません。
離職して就職活動中に一時的に国民年金に加入する場合はすぐに厚生年金に加入するので、付加年金に加入してもあまり意味はありません。
付加年金に加入するには?
付加年金に加入するには、市区役所及び町村役場の窓口または近くの年金事務所で申請書を提出するだけです。
ついでに保険料の支払いを2年前納のクレジットカード払いまたは楽天JCBデビットカードに変更しておきましょう!
国民年金と付加年金の保険料が割引になります。


付加年金はとてもお得な制度
付加年金のポイントをまとめると☟のとおり
- 付加年金の保険料は国民年金の保険料に毎月+400円
- 付加年金は2年受給すればモトがとれる
- 付加年金は20年受給すると最大で172万8000円の利益が出る
- 付加年金の保険料は2年前納のクレジットカード払いが最もお得
- 付加年金の保険料は社会保険料控除として全額所得から控除可能
- 付加年金はiDeCoと併用が可能
- 付加年金は国民年金基金との併用は不可
ぴよねこ
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