- 小田急でんきの評判・口コミ
- 小田急でんきのメリット・デメリット
- 小田急でんきの料金・プラン
- 小田急でんきのキャンペーン
小田急でんきは、小田急電鉄・バスや小田急百貨店を運営する小田急グループが設立した新電力会社です。
美容家でタレントのIKKOさんを広告に用い地域最安値級とアピールして、主に小田急沿線の人向けに宣伝しています。
結論から言うと、人気の新電力と比べるとおすすめ度はそれほど高くはありません。電気代のお得さは真ん中程度なので、地域最安値級と宣伝するのは誤解を招きやすいですね・・・
小田急でんきについて解説していますが、特に小田急にこだわりがなければもっとお得な電力会社から選んだ方がいいでしょう。
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小田急でんきの評判・口コミ
小田急でんきの評判と口コミについて紹介します。
当ブログへの口コミに加え、知恵袋などの掲示板・2ちゃんねる(2ch・現在の5ch)でのレビューも集めています。
小田急でんきを高く評価する良い評判だけではなく、不満があったなどの悪い評判の両面から確認できますよ。
実際の利用者のレビューを参考にして下さいね。
【悪い評判】小田急でんきは大丈夫?高い・最悪という口コミは?
30代女性
評価:★★✩✩✩(2点)
小田急でんきのチラシをもらったから電気代が本当に安いのか調べてみたけど、我が家では新電力の中では微妙な安さでした。もっと安い新電力があったのでそちらにする予定です。
40代女性
評価:★✩✩✩✩(1点)
小田急でんきを利用していましたが、正直ガスとセットにしても値段は期待したほど安くならず・・・。幸いなことに解約の違約金はかからなかったので、安くてサービスの豊富な新電力に乗り換えました。
30代男性
評価:★✩✩✩✩(1点)
小田急の電車やバスを通勤で使うので、小田急でんきにしたら割引があるのかと調べましたが特に大きなメリットがない。電気代も今契約している新電力より高くなるし、小田急でんきって意味あるの?
小田急でんきの悪い評判まとめ
小田急でんきに対して低い評価をつけている人の口コミで多かったのは次の2つです。
- 電気料金がそれほど安くはない
- 小田急グループのセット割は微妙
これらを小田急でんきでこれらを期待していた人は注意したいですね。
【良い評判】小田急でんきはどう?
50代女性
評価:★★★★✩(4点)
OPクレジットカードをよく使うので小田急でんきに切り替えました。電気代も東京電力より少し安くなったのかな?
小田急でんきの良い口コミはまだ少ないので、見つかり次第UPします。
小田急でんきのデメリット
小田急でんきの主なデメリットや注意点は、次の4つです。
- 20アンペア以下は契約不可
- オール電化プランがない
- 引っ越し時に一時解約が必要
- 電気代がそれほど安くはない
20アンペア以下は契約不可
小田急でんきは30アンペア(A)以上の契約となるため、現在20A以下で契約している人は利用できません。
1人暮らしの人でまれに20A以下の契約になっている人がいます。
該当する人は、こちらの関連記事から20Aでも契約できるお得な新電力を探して下さい。
- 20A以下の契約は不可
オール電化プランはない
小田急でんきに限らず、多くの新電力ではオール電化に対応した料金プランはありません。
オール電化の人は、夜間の料金が安い特殊な料金プランに加入しています。
電気代のお得な深夜に電気の使用量を多くして、電気代を安くしているというわけですね。
オール電化を利用している人が小田急でんきを契約すると、夜間の電気代が上がるので逆に高くなる可能性もあります。
新電力の中にはオール電化に対応した料金プランを出している会社もあるので、そちらを検討しましょう。
- オール電化プランがない
引っ越し時に一時解約が必要
小田急でんきは利用中に引っ越しのため住所が変わる場合、いったん解約して再び契約する必要があります。
つまり引っ越しする時は一度他の電力会社を挟まないと、継続利用できません。
引越しの可能性がある人は手間がかかるのでデメリットとなりますね。
ほとんどの新電力では公式サイトのマイページでの手続きや直接電話するだけで、引っ越しの手続きができ新住所でも継続できます。
気になる人は、こちらの関連記事から、人気の新電力を探して下さいね。
- 引っ越し時に一時解約が必要
電気代がそれほど安くはない
小田急でんきの最大のデメリットは料金面でのお得度が中途半端なこと。
関東で人気の高い新電力は小田急でんきよりずっと電気代が安いので、現状では小田急を選ぶ理由が見つかりません。
ガスとのセット割引やOPクレジットカードで支払った場合の0.5%還元もありますが、それでもまだ価格は高め。
かなり遅れて参入した割に、料金面での工夫が少ないのは残念ですね。
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- 料金面が残念
小田急でんきのメリット
OPクレジットカードで支払うとポイントが貯まる
小田急でんきの電気料金を小田急グループ発行の「OPクレジットカード」で支払うと、200円につき1ポイント(0.5%還元)が貯まります。
ちなみに公式サイトでは上記画像のように1%還元と誤解を招く表現で書かれています。
クレジットカード払いの通常ポイント還元(0.5%)も含めて合計1%なので注意しましょう。
- OPクレジットカードで支払うと0.5%還元
駆けつけサービスがある
小田急でんきには電気のトラブル時に無料で駆けつけてくれる「駆けつけサービス」があります。
駆けつけサービスが欲しい方には便利ですね。
出張費と60分以内の作業費が無料で、特殊工具や部品交換などは別途費用がかかります。
トラブル発生時の連絡先の連絡先:0120-995-007(東京電力パワーグリッドが対応します)
- 駆けつけサービスがある
小田急でんきの料金プラン
小田急でんきの料金プランは次の2つです。
プラン名 | 備考 |
S(スモール) プラン | 1人暮らし向け 小田急ガスとセット契約で電気代が月50円割引 |
M(ミディアム) プラン | ファミリー向け 小田急ガスとセット契約で電気代が月150円割引 |
S(スモール)プラン
基本料金 (毎月固定) | アンペア | 単価 |
30A | 858円 | |
40A | 1,144円 | |
50A | 1,430円 | |
60A | 1,716円 | |
従量料金 (1kWhごと) | 電気利用量 | 単価 |
120kWhまで | 19.84円 | |
121~300kWh | 25.34円 | |
301kWh以上 | 27.19円 |
M(ミディアム)プラン
基本料金 (毎月固定) | アンペア | 単価 |
30A | 858円 | |
40A | 1,144円 | |
50A | 1,430円 | |
60A | 1,716円 | |
従量料金 (1kWhごと) | 電気利用量 | 単価 |
150kWhまで | 19.84円 | |
151~350kWh | 23.83円 | |
351kWh以上 | 26.38円 |
目安ですが1か月の電気代が10,000円未満ならS(スモール)プラン、10,000円以上ならM(ミディアム)プランの方がお得になります。
また小田急で電気とガスをセット契約すると、毎月の電気代が少し割引になる仕組みです。
それでは実際にどれくらい安くなるのか計算してみますね。
- 1か月の電気代10,000円未満
⇒S(スモール)プラン - 1か月の電気代10,000円以上
⇒M(ミディアム)プラン
小田急でんきと東京電力の料金を比較
小田急でんきが東京電力より具体的にいくら安くなるのか料金を比較します。
1人暮らし・2人暮らし・3人暮らし・4人暮らし・5人暮らしの平均的な電気の使用量から、目安の料金をシミュレーションして見積もりしています。
1人暮らしの場合
電気のみ契約
1人暮らし向けの「Sプラン」に切り替えた場合に、1年間で節約できる電気代の目安を計算します。
世帯 人数 | 【切替前】 東京電力 (年間) | 【切替後】 小田急 Sプラン (年間) | 年間 節約額 |
1人 | 66,568円 | 65,320円 | -1,248円 |
電気とガスをセット契約
1人暮らし向けの「Sプラン」で電気とガスをまとめた場合
【切替前】 東京電力 + 東京ガス (年間) | 【切替後】 小田急 Sプラン 電気+ガス (年間) | |
電気代 | 66,568円 | 65,320円 |
ガス代 | 40,495円 | 39,280円 |
セット割 | なし | -600円 |
合計 | 107,063円 | 104,000円 |
年間 節約額 | ± 0円 | -3,063円 |
2人暮らしの場合
電気のみ契約
ファミリー向けの「Mプラン」に切り替えた場合に、1年間で節約できる電気代の目安を計算します。
世帯 人数 | 【切替前】 東京電力 (年間) | 【切替後】 小田急 Mプラン (年間) | 年間 節約額 |
2人 | 109,693円 | 106,394円 | -3,299円 |
電気とガスをセット契約
ファミリー向けの「Mプラン」で電気とガスをまとめた場合
【切替前】 東京電力 + 東京ガス (年間) | 【切替後】 小田急 Mプラン 電気+ガス (年間) | |
電気代 | 109,693円 | 106,394円 |
ガス代 | 61,203円 | 59,367円 |
セット割 | なし | -1,800円 |
合計 | 170,896円 | 163,961円 |
年間 節約額 | ± 0円 | -6,935円 |
3人暮らしの場合
電気のみ契約
ファミリー向けの「Mプラン」に切り替えた場合に、1年間で節約できる電気代の目安を計算します。
世帯 人数 | 【切替前】 東京電力 (年間) | 【切替後】 小田急 Mプラン (年間) | 年間 節約額 |
3人 | 128,165円 | 122,407円 | -5,758円 |
電気とガスをセット契約
ファミリー向けの「Mプラン」で電気とガスをまとめた場合
【切替前】 東京電力 + 東京ガス (年間) | 【切替後】 小田急 Mプラン 電気+ガス (年間) | |
電気代 | 128,165円 | 122,407円 |
ガス代 | 73,727円 | 71,515円 |
セット割 | なし | -1,800円 |
合計 | 201,892円 | 192,122円 |
年間 節約額 | ± 0円 | -9,770円 |
4人暮らしの場合
電気のみ契約
ファミリー向けの「Mプラン」に切り替えた場合に、1年間で節約できる電気代の目安を計算します。
世帯 人数 | 【切替前】 東京電力 (年間) | 【切替後】 小田急 Mプラン (年間) | 年間 節約額 |
4人 | 137,100円 | 130,588円 | -6,512円 |
電気とガスをセット契約
ファミリー向けの「Mプラン」で電気とガスをまとめた場合
5人暮らしの場合
電気のみ契約
ファミリー向けの「Mプラン」に切り替えた場合に、1年間で節約できる電気代の目安を計算します。
世帯 人数 | 【切替前】 東京電力 (年間) | 【切替後】 小田急 Mプラン (年間) | 年間 節約額 |
5人 | 153,371円 | 145,099円 | -8,272円 |
電気とガスをセット契約
ファミリー向けの「Mプラン」で電気とガスをまとめた場合
関東で一番高い東京電力より、小田急でんきの方が電気代が安くなります。
小田急でんきで電気とガスをまとめると、東京電力+東京ガスの関東最高値の組合せより節約できますね。
小田急でんきの基本情報
初期費用
「電力会社の正しい選び方」でも解説していますが、電力自由化に初期費用というものは存在しません。
ですが、一部電力会社では契約事務手数料という名目で初期費用を設定しています。
本来なら支払う必要のない費用なので、初期費用が0円の電力会社であることを確認することが重要。
「小田急でんき」の場合は初期費用0円で始められるので、この点は安心です。
- 初期費用は0円
解約時の違約金
電力自由化では解約時の違約金は0円が基本です。
ですが中には解約時に高い違約金を設定している電力会社もあり、注意が必要です。
そのような会社と契約してしまうと、引越しのたびに違約金が発生したり、気軽に他のお得な電力会社に切替できませんよね。
「小田急でんき」は解約時の違約金が無料です。いつでも0円で解約可能なので、違約金については安心できます。
- 解約時の違約金は0円
支払い方法
「小田急でんき」の支払い方法は☟の2つから選べます。
- クレジットカード
- 口座振替
まず前提として電気料金の支払いにはクレジットカードがおすすめです。
クレジットカードにはポイント還元があり、毎月発生する電気代のような固定費はクレカ払いにしてポイントを貯めるのが節約の基本ですよね。
もちろんできるだけお得なクレジットカードを利用しましょう。
- 支払い方法はクレジットカードまたは口座振替
小田急でんきの評判・口コミまとめ
「小田急でんき」の料金は関東でお得度が中位なので、おすすめ度はあまり高くはありません。
個人的には電気とガスのセット契約で小田急に全部まとめるなら、もう少し料金を安くして欲しかったですね。
「小田急でんき」にこだわりがなければ、他のお得な電力会社を選んだ方が節約できます。
ぜひあなたにピッタリなお得な電力会社を、☟の関連記事で探して下さいね。